DHAやEPAを摂取するとどんな効果があるか

青魚や海藻に豊富に含まれているオメガ3系不飽和脂肪酸、EPAとDHAには共通する効果と、違う効果が出るものがあります。EPA、DHAそれぞれの成分にはどんな効果があるのでしょうか?また共通する効果は何でしょうか?

 

EPAの効果は?

EPA(エイコサペンタエン酸)は体内でプロスタグランジンという物質に変化し、血小板凝集を抑える効果があります。血小板凝集を抑えると、血栓ができにくくなります。したがって、脳梗塞や心筋梗塞を予防することにつながるのです。

 

さらにEPAは、中性脂肪を減らしてくれる作用があります。中性脂肪の値が高いと、高血圧、糖尿病、痛風といった生活習慣病のかかるリスクが高くなります。また、中性脂肪の値が高いと、動脈硬化を引き起こす可能性があります。動脈硬化になると、心筋梗塞や脳梗塞、狭心症など重大な病気の原因になります。

 

また、EPAには炎症やアレルギー対策にも有効であると言われています。EPAには、アレルギーや花粉症の原因、プロスタグランジンという物質を、また、鼻づまりや目のかゆみの原因であるロイコトリエンという物質を低下させる働きがあるためです。5人に1人が花粉症にかかる時代ですから、積極的にEPAを取り入れて、アレルギー体質を改善しましょう。

 

DHAの効果は?

DHA(ドコサヘキサエン酸)は脳に良い成分であると言われています。DHAは、脳を構成する細胞の中に存在しています。特に、新しい記憶や勉強して覚えたことなど記憶学習機能をつかさどる海馬の中には、DHAがたくさん含まれています。

 

DHAが不足すると、脳の機能が低下します。さらに、DHAは脳細胞を柔らかくし、シナプスを活性化できると考えられています。つまり、神経細胞のニューロンとニューロンをつなぐシナプスが活性化することで、脳の伝達性が高まります。

 

DHAを摂取すると、優先的に脳へ取り込まれます。脳の入り口には脳関門と呼ばれる場所があります。これは脳へ入るためのドアです。このドアを通ることができる成分や物質は限られています。DHAは、このドア、つまり脳関門を通って脳へ入ることが可能なのです。

 

継続してDHAを摂取すると、脳細胞全体が活性化されます。もちろん、DHAを摂取したからと言って頭が良くなるわけではありませんが、不足すると記憶力が低下し、勉強しても忘れてしまうようになるので、記憶力と学習能力を低下させないために日常的に摂取しましょう。

 

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